子役時代を経て、ドラマ『3年B組金八先生』(シリーズ4~)で金八先生の長女・乙女役で注目を集めた俳優・星野真里さん。子役から多くの人々を魅了してきた星野さんも、今では結婚して俳優の仕事と並行して、妻として、母として尽くす日々を送っている。そんな星野さんだが、先日自身の長女が指定難病「先天性ミオパチー」に罹っていることを公表した。星野さんのこれまで、そしてこれからのCHANGEを聞いた。【第4回/全5回】
今年9月、星野さんは9歳になる愛娘が先天性ミオパチーという難病であることを自ら公表した。
「色々と調べていく中で、同じ病気かもしれないというお子さんのことを積極的に発信されている方もいらっしゃって、それがすごく私の心の支えだったんですね。同じ状況かどうかは判らないし、自分の子供がどうなるかは判らないけれども、どのような疾患や障害であっても、こんなふうに生きられるんだ、こんなふうに寄り添えるんだ、こんなふうに笑っているんだ……と思えたことが、私自身、すごく心を強くさせてもらっているなって思えたんです。
その時から、私たち家族を支えてくれることに何かしら恩返しをしたいってことはずっと思っていました。ただ、すごくプライベートな話になってきますし、私自身が俳優という仕事をやっていますけど、どれほどの影響力があるか判らなかったですし、私が行なった行為に対して何かしら返ってきたものに耐えられるだろうかという不安も大きく、ずっと悩んでいたんです。でも、娘が成長するにつれて支えてくれる制度や人々の温かさを知って、世の中にはこんなにも温かい世界があるんだよってことをもっと知ってもらいたいという気持ちが強くなってきたんです。このことが、今回の公表に繋がりました」
星野さんにはふうかさんはどのように映っているのだろうか。
「性格は私に似ている部分もすごくあると思います。最初からオープンマインドでいけるタイプではなく、人見知りで、先ずは周りをじ~っと見て、その人のことを観察している感じがすごくしますね。それが彼女がもともと持っていたものなのか、それとも9年というまだ短い時間のなかで経験して得られたものなのかは判りませんが。でも、本当に前を向いていて、とても希望に溢れているんですよね。その彼女に将来を語るようなキラキラした輝きの目で見つめられると、私も恥じることが無いようにしたい、堂々と見つめ返せるようにしたいって思わせてくれるんです」