大げさに言ったら何も考えないほうがいい

 演技に関しても大事なキーワードは「自分らしく」。

「なるべく作りすぎないようにしています。こういう芝居というふうに決めつけちゃうと、対応ができなくなってしまうので、ちょっと大げさに言ったら何も考えないほうがいい。いつも自分らしく、“へっちゃら感”でいたほうが、肩の力も抜けてうまくいく…そんな気がします」

 最後に「個人としてもFANTASTICSとしてもファンの皆さんの反応、リアクションは気になるものですか?」とうかがうと、力強く答えてくれた。

「すごく気にします。いただいた言葉で“そうなんだ”と気付くこともいっぱいあるんですよね。今『レッドブルー』の撮影期間ですが、(取材日の)昨日まで舞台に出演していたんです。面白いのが、舞台を観た人の感想で“気迫が違う”というのが書かれていて、これ、もしかしたら今の青葉という役があるから、どこかでその気迫みたいなものが乗っかっていたのかなと思って。そういう声ひとつでも新しい発見があって、面白いですよね」

 俳優として、FANTASTICSとしてそれぞれの現場で向き合う真剣なスタンスは一つ一つの言葉から伝わってくる。一方で「へっちゃら感でいたほうがいいんです」とサラッと言ってしまう軽やかさも。その両面を持ち合わせた木村慧人さん、また新たなドラマからはどんな魅力が伝わってくるのか楽しみだ。

木村慧人(きむら・けいと)
1999年8月16日生まれ。東京都出身。9歳でEXPG STUDIOに入校。アーティストのサポートダンサーとして経験を積み、2016年12月に「FANTASTICS」を結成。2018年「OVER DRIVE」でメジャーデビュー。映画「HiGH&LOW THE WORST X」など俳優としても活動し、2022年MBSドラマシャワー「飴色パラドックス」ではW主演を務めた。同年10月には舞台「BREAK FREE STARS」で舞台初主演、2024年にはドラマ「さっちゃん、僕は。」でテレビドラマ単独初主演を務める。EXILE TETSUYAがアンバサダーを務めるLDH JAPANのキッズエンタテインメント「KIDS B HAPPYプロジェクト」から、EXILE TRIBEメンバーを中心に集められた新ユニット『EXILE B HAPPY』のメンバーとしても活動中。

●作品情報
ドラマイズム「レッドブルー」 2024年12月17日(火)初回放送スタート
MBS: 12月17日(火)より毎週火曜24:59~
TBS: 12月17日(火)より毎週火曜25:28~
公式HP: https://www.mbs.jp/redblue/

出演:木村慧人(FANTASTICS) 長谷川慎(THE RAMPAGE)  椿泰我(IMP.) 山下永玖(ONE N' ONLY) 大久保波留(DXTEEN) 武知海青(THE RAMPAGE) 大倉空人(原因は自分にある。) 須見和馬(DDTプロレスリング)
佐野岳  笠松将

監督: 林隆行 古澤健 アクション監督:田渕景也 MMA監修:岡見勇信
脚本:たかせしゅうほう 木村暉 目黒啓太 制作プロダクション:C&I entertainment
製作:「レッドブルー」製作委員会・MBS

原作情報
原作:波切敦「レッドブルー」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)コミックスは11巻まで発売中です。