バラエティでは錦鯉・渡辺隆に対する罵倒芸で大ブレイク中のみりちゃむ。ドSなギャルのイメージを買われてテレビに引っ張りだこ、現在はNHK連続テレビ小説『おむすび』にて、ギャルサーのリーダー役として出演中だ。ほぼ初めてだというドラマの現場で、苦労もたくさんあったと話すが、その表情はなんとも華やか! そんな朝ドラ撮影の裏話から彼女の素直な内面までをたっぷり聞きました!【第1回/全2回】

みりちゃむ 撮影/冨田望

ーーまずは現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』について聞かせてください。主人公の橋本環奈さんをギャルサー“ハギャレン”に誘う総代表のルーリー役で出演中! ドラマ出演2度目での朝ドラ大抜擢、どんな経緯があったんですか?

「最初のドラマ出演はちょい役だったので、今回オファーを受けたときは、ほぼ初めてドラマに出演するという状態でした。『平成ギャル役のオーディション』という情報だけ、マネージャーさんからもらったので、まあ、いったん、やってみっか、くらいの感覚で受けました」

ーー「ギャル役」だからとりあえず、という軽い気持ちだったんですね。オーディションはどうでしたか?

「コンディションは最悪でした。私は埼玉に住んでいるんですが、その日、電車が止まっちゃったんです。間に合わないからタクシーに乗ったら、運転が荒くて酔っちゃって。NHKに着いてすぐにトイレに駆け込んで吐きました(笑)」

ーーなんとも壮絶な出発ですね。

「ヘロヘロ状態で台本を渡されて、4パターンのギャルを演じたんですが、“この役は友達のあのギャルっぽいな”みたいな感じで、自分の引き出しにいるギャルを総動員しました。私も含めて、事務所の人もギャルしか知らないから、ドラマのオーディションのやり方も分からなくて準備できなくて、でも、逆に自然体でいれましたね」