テレビ業界への興味を高めた刺激的なアルバイト
そこでプジョルジョさんは、周りの「エンタメをやっている友人たち」を集めて、被災地へと向かった。
ミュージシャン、ダンサー、落語家、紙芝居パフォーマー。そして「その地方のお祭りを盛り上げる」お手伝いを始めた。その活動は、TBSに就職したいまも休暇を使い続いている。
この活動を通して知った「エンターテインメントの面白さとスゴさ」。そして、もうひとつ「自分は面白くない」ということへの気づきが、テレビ業界を志望する動機となった。
「自分は面白くないんです。子どもの頃からずっと、周りにいる人が面白くてスゴいんです。いまでもミュージシャンやダンサー、落語家などでプロとして活躍する友達を見ると、スゴいな、自分にはできないな、と思います。自分はそういう面白い人を支えたくて、テレビ局に入ろうと考えるようになりました」
そしてさらに、大学生時代に経験した「刺激的なバイト」がテレビへの関心を一層高めることとなった。それは、インドネシア・ジャカルタでの「パパラッチのバイト」体験だ。
「いっぺん外国で働いてみよう、というので母のツテを頼ってジャカルタに行きました。現地でいろいろな仕事をしている“師匠”のような人と出会って、“どんなことに興味がある?”と聞かれて“夜に興味があります”と答えたら、紹介されたのがパパラッチのバイトだったんです」