グループ活動を行う前にそれぞれが熱中していたものとは?
それぞれの出自は異なるが、The Windが彼らにとって大切な居場所になっていることは間違いない。メンバーからイケメンと呼ばれ、スポーツ万能のチェ・ハンビンさんは、活動を始めてから、エンターテインメントの世界の厳しさを実感したという。
チェ・ハンビン「僕もサッカーも熱心にやっていましたし、とにかくスポーツばかりの毎日でした。そんなところから、全然違う芸能という世界に入ったので、最初はまったく違うためにすごく面喰いましたし、なかなか慣れなかったですね。改めて、自分が下した決断の大きさに気づかされました。
実は、芸能活動を少し、軽く見ていたところがありました。スポーツでは真夏もすごく暑い中でプレーをしなきゃいけませんが、芸能活動はスタジオなどの室内なので、楽ちんだなって思っていたんです(苦笑)。でも、『Hello:My First Love』では、すごく寒い中でジャケットの撮影をしなければならず、甘い考えをしていた自分を悔やみました(笑)」
タナトーン「僕は小さいころから韓国ではポピュラーな、テコンドーを本格的に習っていました。小学6年生のときは、大勢の生徒から選抜されたこともあり、将来を有望視されていました」
ナイーブで優しいメンバーもいれば、グループ全体を見渡しながらバランスを取る気配り型、その場の空気を和ませるためにおどけるメンバーなど、実にバラエティ豊かだ。この多様なキャラクターを違和感なく内包できる、包容力の大きなグループであるところもまた、このThe Windの魅力であり、各国でWHIZたちが6人を愛してやまないゆえんだろう。
The Wind(ざ・うぃんど)
WITH US ENTERTAINMENT所属、2023年5月に韓国でデビュー。キム・ヒス、タナトーン、チェ・ハンビン、パク・ハユチャン、アン・チャンウォン、チャン・ヒョンジュンの6人組ボーイズグループ。デビュー時のグループの平均年齢は16歳と若く、「YOUTH+TEEN」をコンセプトに多彩な方法で表現している。3rd Mini Albumのタイトル曲となる『Hello, My First Love』は、デビュー以来初の韓国音楽番組1位を獲得し、今後ますますの活躍が期待される。