2001年のデビュー以降、グラビア界の第一線で活躍する熊田曜子。三児の母になった現在も、ママさんグラドルとしてだけでなく、ポールダンサーとしても活躍し、2024年12月に開催されたポールダンスの世界大会にも出場した。子育て、グラビア、ポールダンスと“三足のわらじ”を履く熊田さんに根掘り葉掘り聞いてみました!【第1回/全2回】

熊田曜子 撮影/小島愛子

 2024年12月21~22日に開催された『インターナショナル ポールアーティスト コンペティション2024』に出場した熊田曜子さん。なぜ、これほどポールダンスに夢中になったのだろうか。

ーー大会、お疲れ様でした。

「とても緊張しましたが、先生方や家族の支えのおかげで、無事に本番を終えることができました。優勝できませんでしたが、ハイレベルな大会の決勝に残れたことが嬉しいです」

ーー今回、熊田さんが出場されたカテゴリーは、“40代のアマチュア部門”で、裸足で踊る“プレーンスタイル”だったんですね。

「はい。振り返れば、私は何かの大会に出ること自体、人生初めてでした」

ーー予選もあったんですか。

「まずは、ポールダンスをしている姿を撮影して、エントリーするんです。動画審査ですね。そこから決勝戦に出場できる5人が選ばれます」

ーー熊田さんは、その5人のファイナリストに選ばれた。この時点でスゴイです。審査員も海外の方ばかりですから、“熊田曜子さん”がタレントとは知らず、ポールダンサーとして、ジャッジしているんですよね。

「私も一人のポールダンサーとして選ばれたことが、とても嬉しかったです。ポールダンス歴はまだ3年ですが、週5日は練習して、少しずつ、少しずつ上達するうちに、こんな大きな大会に出場できるようになるなんて……」

ーー努力の賜物ですね。ポールダンスを始めたキッカケは何ですか。

「最初は自分のユーチューブチャンネルで“いろんなことを体験してみよう”という企画をやっていて、ポールダンスの先生と出会ったのが始まりでした。
 ポールダンスをやると、これまで見たことのない景色が見えたんです。逆さまにひっくり返りながら、グルグル回ると、本当に地球を一周している感覚もあって……小さい頃、ブランコに乗って、無邪気にはしゃげたじゃないですか。あの感覚に近いですね」

ーーなるほど。とはいえ、危険もあると聞きました。

「失敗したら、頭から落ちることもあります。特に、大会では、緊張して汗もかきやすい。“汗で滑る”というリスクが、いつも以上に高くなるんです。ダンサーの中には、大会の前日から水分をとらない人もいるんです。少しでも汗をかかないために」

ーー命がけなんですね。

「だから、練習のときも“安全第一”を常に心がけています」