乃木坂46を卒業してから3年。堀未央奈は俳優・タレントとして、多方面でアイコン的存在になりつつある。2025年1月31日公開の映画『遺書、公開。』では“クラス内の序列1位”姫山椿役で存在感を見せる。自身のキャリアとも重なる椿をどう演じたのか? 堀未央奈のTHE CHANGEとは。【第3回/全4回】
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2013年、高校1年生で乃木坂46の2期生オーディションに合格した堀。乃木坂46の研究生から芸能界での第一歩を踏み出したが、「想像の500倍大変でした」という波乱の日々だった。
──加入した年に、表題曲『バレッタ』でセンターに抜てきされました。1年目でとてつもない経験をしたのでは。
「17歳でいきなりセンターからのスタート。同時に正規メンバーへの昇格も告げられたので、否応なしに一気に注目が集まる経験をしました。まさしく2年D組で、クラス全員の憧れの視線を浴びていた姫山椿のように。
それからも選抜に入れていただいたり、テレビやお芝居の機会をもらっていたので、ゆっくり立ち止まる余裕もありませんでした。やっと20歳を過ぎたころから、ポジティブに気持ちを保つコツが分かってきました」
──どんな風に考えを切り替えたのでしょうか。
「いろいろな期待や評判をいただくのがアイドルの日常です。その中で期待に応えられなければ、ネガティブなことも言われます。“本当はそんなこと思っていないのに”と思う切り取られ方をされたこともあります。でも、そんな誤解を全て気にしてしまうより、諦めるというか、割り切った方が心も落ち着くと気づきました」