堀未央奈的・SNSとの付き合い方

──何かと切り取られて、誤解されかねない時代でもありますね。

「SNSがありますから、見ようと思えばあらゆる評判が目に入ってきますよね。でもどんな活動も私がやりたくてやってきたことなので、ネガティブな評価も“私を覚えてもらえるだけありがたいな”と、最初は無理矢理に考え方を切り替えてみました。すると自然とメンタルも強くなっていったかなと思います。
 もうひとつは、そんな状況でも自分を好きでい続けることですね。そもそも自分を責めてしまう生き方はしたくないですし、誰もほめてくれないなら自分で自分をほめるしかないなと。マイナスな気持ちになっても時間のムダだし、いいことはひとつもないと知りました」

 絶えず評価や序列がついて回る芸能界での日々。そんな中でもメンバーと過ごすうちに、自分を過小評価せずに自信を持てるようになった。

「乃木坂時代は特に、ずっと比べられるポジションにいたなと思います。同世代で比較されるのもこの『遺書、公開。』の2年D組と一緒ですね。人のいい部分を認めつつ、比べすぎないようにする、そのバランスは自然と身についていたかもしれません」

 多くの人もつい気にしてしまう「序列」や、他人との比較。そこから抜け出すために堀が見い出したのは「他人からの評価を気にしすぎず、ポジティブで」というシンプルなものだった。

堀未央奈(ほり・みおな)1996年10月15日生まれ。岐阜県出身。’13年に2期生として乃木坂46に加入し、7thシングル『バレッタ』でセンターに抜てきされる。グループ在籍中からドラマ・映画などにも幅広く出演し、’19年に『ホットギミック ガールミーツボーイ』にて映画初主演。’21年3月に乃木坂46を卒業。卒業後は俳優としてさまざまな作品に出演する一方で、タレント、アパレルのプロデュースなどマルチに活動する。

映画『遺書、公開。』
2025年1月31日(金)全国公開
出演:吉野北人  宮世琉弥  志田彩良
松井奏(IMP.) 髙石あかり 堀未央奈 忍成修吾
上村海成 川島鈴遥 荒井啓志 松本大輝 星乃夢奈 榊原有那 藤堂日向 菊地姫奈 大峰ユリホ
阿佐辰美 兼光ほのか 日髙麻鈴 大東立樹 金野美穂 鈴川紗由 浅野竣哉 青島心 楽駆
原作:陽 東太郎「遺書、公開。」(ガンガンコミックスJOKER/スクウェア・エニックス刊)
監督:英勉 脚本:鈴木おさむ
企画製作:HI-AX 製作プロダクション:ダブ 配給:松竹

『遺書、公開。』 1月31日(金)全国公開  配給:松竹 (C)2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 (C)陽東太郎/SQUARE ENIX