「いかに精神年齢を低くいつづけられるか」が大事

ーーそんなふうに、佐藤さんが年齢など関係なくリスペクトして受け入れるからこそ、後輩の方々の存在感が立派に際立つのだと思います。“おじさん”になると、そういう姿勢になることが難しいんですよね。

佐藤「それは、私の精神年齢が低いということもあるでしょう。でも私らみたいな仕事は、いかに精神年齢を低くいつづけられるかって、大事だと思います。
 たとえば、年を取れば取るほど経験値が上がりますよね。それで撮影の現場で“俺がかつて経験した現場では、こういうことやらなかったぜ?”となっちゃうと、新しい可能性を開くどころか、閉じちゃうじゃないですか。
 だから意識しているんです、積み上げないことを」

 意識すべきは、経験値を積み上げないこと。佐藤さんが周囲に愛される秘訣が、ここにありそうだ。

佐藤「経験値は、意識しなくても勝手に積み上がるからね。だから意識的に、毎回ゼロの感じで新しい現場に行きます。“昔はそうじゃなかったのになあ”は、本当にもったいない」