コロナ禍のあおりを受け仕事量にも影響が
ファッション誌を飾るモデルの仕事は、想像以上に過酷だ。季節を先取りして撮影するので、真夏に毛皮のコートを着るのは当たり前。当時は、自分がいま、どの季節にいるのかもわからなくなるほどだったという。
「あるとき、『100日コーデ』という企画をやることになったんです。100パターンの服を着るということは、脱ぐのを合わせると、着替える回数は倍。着て、撮って、脱いで、着て……というのを繰り返していたら、何日目かに体中に湿疹が出て、皮膚科を受診したら“着替えすぎです”って(笑)。
着替えのたびに肌が刺激を受けるのが原因だから“着替えは1日3回まで”と言い渡されちゃいましたが、“そんなの無理!”と、翌日からまた着替えまくりました」
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モデルの仕事と並行して、女優としてテレビドラマや映画にも出演。2017年に放送された小栗旬主演のドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)では、男性ファンが急増した。
「20代は若さで走り続けていられたけど、30歳を迎えるころには、無理をするとしばらく動けなくなるくらい、回復期間が長くなってきて……。ちょうどそのころ、新型コロナウイルスの流行が始まって、仕事のペースを落とさざるを得ない状況になったんです」