芸能界の浮き沈みを経験したからこそ“大切にしていること”
だからこそ、大切にしている心がけがある。
「一つひとつの仕事を適当にしない。与えられた仕事で自分が何をすべきなのかを考えて大事にしていく。番組によってとか、こうしたインタビューによってとか、何を求められて、何を100%頑張ればいいのかということをやり続ければ、仕事も続いていく。
それでももしダメになった場合は、違う道を進むしかない。まあ、これは、自分たちの仕事に限らずですよね。うちの親父を見てても思うことです」
照屋監督の父は、実際に人生の大きなチェンジをしていた。
「実はうちの親父は映画監督になりたかったんです。助監督までやったんですけど、あるとき自分には才能がないと気づいて、母と一緒に違うレールで生きていくと決めた。ベビー用品店を始めて、それが成功しまして、うちはある程度裕福でした。経済的にはうまくいった。そうやって親父の姿にも、もしダメになったら違うレールに行くしかないと教えられたところがあるので、僕にはそうした準備、心構えが常にあるんです」