篠崎愛さんは韓国で多くの人から支持されているが……
ーー本書には、なかでもいちばん心を惹かれたのは篠崎愛さんだと書かれています。篠崎さんが韓国でイベントをやる際には、スタッフとして潜入したとか。篠崎さんは2016年に韓国の雑誌『MAXIM KOREA』の表紙を飾り、発売前の予約段階で品切れとなるなど、韓国人気も高いです。韓国限定写真集『夢幻』も発売しているほどです。それでも、韓国にグラビア文化が根付く要因にはならなかったんですね。
「篠崎さんをはじめ日本人のグラビアは大丈夫といいますか、私が篠崎さんと同じ衣装を着て同じポーズをしたとしても、それに対する反応はまったく違う結果になるんです」
つまり、篠崎さんのグラビアは「日本人だから」受け入れられる、けれどウンジさんが同じことをしても「韓国人だから」受け入れ難い心情になるのだろう。
「どうしてそうなってしまうかというと、韓国には人と比較する人たちが多いから、というのが大きいと思っています。特にビジュアル面に関してはそうで、個々の美しさを評価するよりも、“みんな同じ”が美しいと。その“同じ”から少しでも外れた表現をすると、批判を受けやすいんです」
