◼︎しっかりと責任を持たないと、と思っています
ーーこれまで、どんな芸人さんに助けられましたか?
「乃木坂46時代は『乃木坂って、どこ?』(テレ東系)『乃木坂工事中』(同)のMCのバナナマンさんに助けられました。
バラエティ経験がない子たちが集まってスタートして、鍛えてくださって。バラエティのイロハを学べました。“公式お兄ちゃん”と言っているくらい、私たちにとって大きな存在です」
ーー今では乃木坂も卒業し、一人でバラエティに挑むときも?
「芸人さんが一緒にいてくださると安心感もあるし、どんなロケでも楽しめますが、一人で何かをすると、ちょっと不安になりますね。私はいつも、期待に応えられるように事前に番組について、たくさん調べていくタイプでして。
簡単にオファーを受けるのではなく、しっかりと理解していくのがマナーだと思っているので」
堀未央奈
ーーすごく、しっかりしていますね。デビュー時から、そのスタンスで?
「卒業して一人になってから、徐々にそうなりました。全責任が自分一人だし、自分の行動ひとつで結果が変わるので。しっかりと責任を持たないと、と思っています」
頭が下がります……。
ーー根詰めて仕事をすると疲れそうですが、気分転換は、どのようにしますか?
「家族や親しい友人などに仕事の悩みは伝えます。向き合うことは大事ですが、向き合っても、どうしてもダメなときは言います。やっぱり、我慢すればいいという仕事ではないので。
以前は弱い部分は、なるべく隠して生きていきたいと思っていましたが、最近では素直に言葉にするようにしています」
ーー無理をすると、心身に響きますもんね。
「なるべく未練がないようには生きているつもりです。けど、家族や身近な友人ほど“もっと、こういうことを言えばよかった”、“言わなきゃよかった”という後悔が多くて、心を許しているからこそ感情的になってしまったときは、ちゃんと謝りたいと思います」
ーー例えば?
「あのとき、言われた通りに、すぐに部屋の掃除をすれば喧嘩にならなかったのに、ごめんね……とか」
ーーお母さんが相手でしょうか。かわいいですね。
堀未央奈(ほり・みおな)
1996年10月15日生まれ、岐阜県出身。2013年に2期生として乃木坂46に加入。21年3月をもって約8年間、活動した乃木坂46を卒業。卒業後も女優やモデル業など、さまざまな分野で活躍している。
映画『死に損なった男』
お笑いの道に憧れて構成作家になったものの、殺伐とした社会と報われることのない日々に疲弊してしまった関谷一平を、空気階段の水川かたまりが演じる予測不能な怪談話。
水川かたまり、唐田えりか、喜矢武豊、堀未央奈/正名僕蔵が出演する映画『死に損なった男』(配給・クロックワークス)は2月21日(金)より全国で公開中。
(c)2024映画「死に損なった男」製作委員会
公式サイト: https://shinizokomovie.com/