『I’m proud』をはじめ、数々のミリオンヒットを持つ華原朋美さん。歌手デビュー30周年を迎える現在は、歌手業のかたわら、個人事務所の社長、一児の母としても奮闘中。苦労話から、意外すぎるセカンドキャリアの展望まで、激白!【第3回/全4回】

ーー1995年にデビューした華原さんですが、2023年からは個人事務所の社長も務めているんですね。社長業は、いかがですか?
「事務所に所属しているほうが守られているし事故も起こりにくいはずです。さっきも若いスタッフさんから辞めるという報告があり、“とりあえず、お給料は入金しておこう”と。感情を出すより先に、お金はしっかり出しておこうと」
ーーしっかりしていますね。
「自分が逆の立場なら、お金のことは真っ先に気になるだろうなと思うので。こんな感じで社長業もなんとかやっているんです(笑)」
ーー苦労はありますか?
「女性だからと、まだまだ下に見られがちなことも。女社長の悩みですよ」
ーー歌手業、社長業、母親業と、超多忙かと思います。スイッチが切り替わるタイミングはあるんですか?
「コンサート前、衣装を着て“あと数分後に始まる”というときに5分くらい時間をもらうようにしていて、そのときにママのスイッチをオフにしています」
ーー今日の撮影も5歳の息子さんと一緒ですが、今が最も元気いっぱいですよね。
「そうですね。夜、“さあ、ベッドに入りましょう”というタイミングで“お腹すいた”とか言うんですよ。それが一番、大変です(笑)。
夕食後に“ママ見て、お腹いっぱい”と服をめくって、お腹を見せてくれるんですが、そこからパズルをしたり塾の勉強をして、さあ寝ようというときに、ですよ。“明日早いから、ママは、もう作れないよ”と伝えると、自ら冷蔵庫から割けるチーズを持ってきて食べたりしていますね」