『I’m proud』をはじめ、数々のミリオンヒットを持つ華原朋美さん。歌手デビュー30周年を迎える現在は、歌手業のかたわら、個人事務所の社長、一児の母としても奮闘中。苦労話から、意外すぎるセカンドキャリアの展望まで、激白!【第4回/全4回】

華原朋美 撮影/小島愛子

ーーちなみに一時期、歌から離れていたこともありましたよね。

「当時は自分の歌を歌うのがつらかったんだろうし、つらいことがあると「わー」となるし。そうなるのは生きているからなんですけどね。最近よく思うのは、「わー」となってもいいけど、「そのときはスマホを持つのをやめよう。冷静になる時間を作ろう」とか」

ーーなるほど、冷却期間が必要だと。

「そう。時間を置くと「昨日のアレって何だったんだろうね」となるんですよね。起きてしまったことはしょうがないので、いったん置いておいて別の作業をしたり、マネージャーに電話をして「これ、数日は引きずるかもね」なんて客観的に話したりしています」

ーーさて、華原さんといえば、『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)出演が話題になるなど、バラエティ番組でも活躍中ですよね。

「もともとバラエティ上がりの人間なので、バラエティ番組=楽しくしたい! という意気込みがあり、期待以上にやりたくなっちゃうんです。
 だから、面白いバラエティの企画があったら、ぜひ参加したいなと思います。やっぱり、ただ座って、ちょっとトークして終わるというのはつまらないですから」

ーー昔からそういうサービス精神があったんですか?

「当時は周りの人に守られていたので、話す機会が少なかったんですよね。だからこそ、ヘアメイクさんとはたくさんお話ししました。当時は唯一、長時間話せる大切な存在でした」