雑誌『Seventeen』(集英社)でデビューし、創刊号から最終号まで専属モデルとして表紙や誌面を飾った『PINKY』(集英社)をはじめ、多くの媒体でモデルを務め、時代をけん引してきたレジェンド鈴木えみ。“えみちぃ”の愛称で知られ、鈴木に憧れ、メイクやファッションをマネする“えみちぃ”になりたい女子を続出させた。芝居業でも活躍したが、いっとき映像媒体からは姿を消していた。いまや母となり、40歳を目前に、ふたたびテレビ出演や映画出演で世間をにぎわせている鈴木さんがTHE CHANGEを語る。【第2回/全4回】

鈴木えみ 撮影/冨田望

 Koki,さん主演の映画『女神降臨』で、主人公の麗奈が憧れるカリスマメイクアップアーティストのセレーナを演じている鈴木さん。映画出演は実に2006年の『bird call』以来となる。

──およそ20年ぶりの映画出演です。

「“なんで?”“本当に私?”と思いました(笑)。でもプロデューサーの方からすごく熱いメッセージをいただいて。それに、原作のことも知っていて、セレーナはカリスマメイクアップアーティストという役どころでした。
 私自身、美容雑誌のモデルをしていたり、SNSなどでもメイク動画を発信したりと、メイクにまつわる仕事も多いので、普段の自分とやっていることが遠くはないなと。それで“私に何か貢献できることがあるなら”と決めました」