子育ては“よいところを見つけて伸ばす”
──鈴木さん自身、褒められることが大きかったとのことですが、娘さんのことも普段から褒めるように意識しているのでしょうか?
「もちろん。褒め合っています。私も彼女のことを“今日もすごくかわいいね”と言うし、彼女も私のことを褒めてくれます」
──褒めるではなく、褒め合う。
「はい。それって親子だけじゃなく、友人同士でも習慣化すればいいんじゃないかと思っています。なんでもいいんですよ。“今日のその服の色、すごく似合うじゃん”とか“髪のツヤ、やばくない?”とか。お互いに褒めていくと、いいこと尽くしだと思うんです。日本ってなかなかその習慣がないですよね」
──確かに、どちらかというと“下げ”の文化ですね。あと自虐とか。
「ネガティブなことを言い合えるほうが、“本当のことを言ってもらえて、あなたは信用できる”みたいになっていますよね。“ちょっと太った?”とか。そんなこと言わなくていいですよ。ポジティブなほうが絶対にいい。例えばママ友との会話でも、ネガティブな内容での“うちの子は~”みたいなことは、私は絶対に言わないようにしていて、“本当にいい子なの”と褒めるようにしています」

──それはどんどんそうなっていってほしいです。家では、娘さんに何か相談されることはありますか?
「私は基本的に“NO”は言わないようにしていて、“こういう服着たい”とか、“髪を染めたい”とか言われても、“どうぞ”“こういう色がいいね”と返しています。美容に関しては、最近毎日ちょっとだけメイクをして学校に行ってますね。まだ小学生なので、まつげ美容液をちょっと塗るくらいの感じですけど、毎晩一緒にシートマスクをしたりしてます」
──へえ!
「髪の毛が長いので、“このシャンプー良くない? このコンディショナーいいよね”なんて話も一緒にできて楽しいです。そこは髪の短い夫とはできない話題なので(笑)。娘とのほうが盛り上がれます」