記者になる前から牧場通いで深まった競馬への愛
布教活動の一方、三浦さんの競馬愛はますます強くなっていった。
「そのころになると一人で全国各地の競馬場に行くようになり、レース後の父の愛馬たちに会う機会が増えました。矢作調教師はもちろん、厩舎(きゅうしゃ)スタッフの方たちからもいろいろなことを教えていただきましたし、馬をどれだけ見ていても許してくれたり、すごく優しくしていただきました。
北海道の牧場に行ったときも、生産や育成の方たちにいろいろと面倒を見ていただきました。そのような経験をしていく中で、競馬にはすごくたくさんの人が関わっているということを学びました」
三浦さんは「競馬はたくさんの人が関わっていて、そのぶんだけドラマがあります」と、その魅力を語る。
その思いは学生時代に矢作厩舎や競馬場、生産牧場に足を運ぶなかで、育まれてきた。著書の『知れば知るほど楽しくなる!ウマに恋する競馬ガイド』(小学館)のインタビューページでも、騎手や調教師だけでなく、厩務員や牧場関係者など、いわゆる裏方を多く取り上げている。かねてからの三浦さんの思いが込められた一冊なのだ。
