ソロでの1stアルバム『砂時計』がオリコン1位に

そして、94年にリリースした1stアルバムのタイトルは『砂時計』! なんと本サイトのアイコンと同じである。奇遇なことだ。
「B.B.クィーンズやMi-Keでの忙しかった時とは違い、アナログ的な時を刻んでいく…ということで、2ndシングル『まぶしい人』の歌詞にもあった『砂時計』っていいかもって」
『砂時計』はオリコンチャート1位を獲得。
「B.B.クィーンズの時と同じで、売れる事を期待していなかったものが、沢山の方に私の音楽を聴いてもらえた事に感激しました。私の中で何が起きているのかほんとに判らない状態でした。次の作品へのプレッシャーとか焦りとかはなかったですね。それはさっきお話しした、ゆっくりとした自分軸を大事にするというライフスタイルが気に入っていたからだと思うんです」
メディアという表舞台には一切出てこなかった宇徳さんだったが、2010年ごろからソロライブ活動を本格的に始めることになった。
「制作をする中で、ソロ活動は比較的、自分のペースでやらせていただいていましたが、周りは常に競争社会で人間関係に少し疲れていたのかもしれません。その一方で、コーラスワークをお願いされたら、それを最大限にクリエイティブのクオリティを上げることにすごく喜びを感じていました。でも、コーラスの仕事を受けていたら、自分のソロワークがどんどん出来なくなってきてしまったんです。幼い頃はレコ大に出たり新人賞を戴いたり紅白に出ることが歌手冥利に尽きると思っていて、それを目標としていたんですけど、サポートのお仕事をしていくうちにそういった目標や指針が見えなくなって意欲やモチベーションが維持できなくなってきたんです。それで、何となくですが、自分の中でも音楽活動をする意欲が薄れていました」