夢より近い目標がどんどん増えるばかり
この経験が将来への思いを広げた。
「それで言ったら、もっともっといろいろな国でネタをできたらなと思いますね。アメリカもそうですし、韓国もおととし、一度ライブやったんですけど、めちゃくちゃウケたんですよね。だから、まだまだあるなっていうのは思いましたね。楽しいですし、半分旅行の気持ちでも楽しいですし(笑)。海外は行きたいですね」
チョコレートプラネットにとって、新たな開拓できるゾーンがまだまだありそうだ。
「海外でやってみたいという思いを持ちつつ、もちろん日本でもライブをしたいですし、テレビにも呼んでいただくのもありがたいですし、YouTubeも楽しいし……と、全部が結局楽しいんですけど、でも新しいことがまだありそうだぞ、と思えるのは嬉しいですよね」
いまのご自身が持つ現在の思いを、ていねいに率直に、柔らかなトーンで語ってくださった松尾さん。インタビューが終わり、「では写真撮影を」とフォトセッションが始まると、一気にその表情は芸人モードに。松尾さんの“絵作り”に取材現場は笑いに包まれた。サービス精神と、その場を楽しむというスタンスが、松尾さんの根底にあるのが伝わってきた。

松尾駿(まつお・しゅん)
お笑いコンビ・チョコレートプラネットとして2006年にデビューし、08年の『キングオブコント』では、結成2年目にして決勝戦に進む。ネタ番組を中心に活躍後、『有吉の壁』で見せた和泉元彌やIKKOのものまね、持ちネタのTT兄弟を披露したことがブレイクにつながる。21年には『新しいカギ』で自身初のゴールデン・プライムタイムのレギュラー番組を持ち、24年には『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』の総合司会を務めるなど、活動の幅は広がり続けている。25年4月18日には、声優として出演の劇場版『僕とロボコ』の公開を控えている。
劇場版『僕とロボコ』
監督:大地丙太郎
アニメーション制作:ぎゃろっぷ
製作:劇場版「僕とロボコ」製作委員会
配給:松竹
原作協力:「週刊少年ジャンプ」編集部
主題歌:ano「ロりロっきゅんロぼ♡」(TOY’S FACTORY)
●CAST
ロボコ:松尾 駿(チョコレートプラネット)
ボンド:津田美波
ガチゴリラ:置鮎龍太郎
モツオ:武内駿輔
円ちゅわ~ん:M・A・O
メイコ:平塚紗依
ボンドのママ:三石琴乃
ニョンタ:後藤恵里菜
ロボコ(王道バトルの世界線):田中真弓
ロボコ(本格SFアクションの世界線):千葉 繫
ロボコ(ラブコメの世界線):上坂すみれ
ロボコ(昭和ギャグ漫画の世界線):野沢雅子
大幹部様:長田庄平(チョコレートプラネット)