売れているからこその“悩み”も

「ただ、悪いことできないな、っていう思いも強くなりました(笑)。いや、悪いことなんてしてないんですけど、これだけ大勢の方が関わって、なにかあったら、もう全部パーじゃないですか。だから絶対悪いことできない。それはすごく思いますね」

 そんな松尾さんに今後についてうかがうと、少しトーンを上げて、昨年のチャレンジについて語ってくださった。

「去年、『(アメリカズ)ゴッド・タレント』に出させてもらって、正直、行くときは、もう遊びに行くつもりで行ったんですよ。マネージャーにも“行ってもいいけど、前後に休み入れて観光させて”って頼んでたぐらいで(笑)。そんな感じで行ったんですけど、いざ舞台に立ったら、ものすごくリアクション良くて。
 いままでにないぐらいウケて、まだこんなのあったんだ、と新鮮な喜びがありました。日本でのウケ方とは比にならないぐらい湧いたんですよね。カットされてますけど、審査員から“君は何て面白いんだ、『Mr.ビーン』より面白い”って言われて。いろいろやったようで、まだまだ未知のこういう世界があるんだっていうのを知りました」