「こんな素敵なところでドラマが生まれていたんだなと」
『舞いあがれ!』の第18週から第20週にかけては、福原遥演じるヒロイン・岩倉舞と、赤楚衛二演じる幼なじみで歌人の梅津貴司の第一歌集の出版を中心に、舞と貴司の恋愛がどうなるか……といった点が描かれた。
川島潤哉演じる編集者のリュー北條にうながされながら、自分の気持ちに正直になることを決めた貴司の姿や、八木莉可子演じる歌人の秋月史子が舞を恋敵としてけん制するなど、視聴者は彼らを家族のような気持ちで見守っていたことだろう。
『舞いあがれ!』撮影現場の「見学にはほとんど行きませんでした」という桑原さんだが、印象的なことがあったという。
「それでも撮影の最終日にスタジオにお邪魔して、福原遥さんのクランクアップをキャスト・スタッフの方々と一緒にお祝いさせていただくことができました。そこで感じたのは、現場のあたたかさです。皆さん本当に仲が良くて、素晴らしいチームワークでした。こんな素敵なところでドラマが生まれていたんだなと、スタジオを離れがたかったです。
俳優さんお一人お一人にご挨拶しているとドラマのさまざまなシーンが脳裏に蘇って、“お疲れ様でした”と“ありがとうございました”という思いで胸がいっぱいになりました」