女優・モデル、タレントとして活躍中の井桁弘恵さんは、今年でデビュー10周年。7月には初の単独主演映画が公開される。そんな映画の話から、10年間の振り返り、水着グラビアや結婚観についてまでお聞きしました。井桁さんにとっての「THE CHANGE」とはーー。
【第2回/全2回】

井桁弘恵 撮影/編集部

 井桁さんは今年26歳、デビュー10周年を迎えた。映画『釜石ラーメン物語』で初の単独主演を務め、東日本大震災で行方不明になったラーメン店店主の母の味を再現すべく、奮起する主人公・正実を熱演した。

「震災によってバラバラになってしまった家族の修復の過程が丁寧に描かれている作品です。一見、重たい雰囲気の作品に思えるかもしれませんが、家族間でのコミカルな掛け合いもあって、そのバランスがとても心地良く感じました」

 2012年に『ミス・ティーン・ジャパン』で賞を受賞したことで、「芸能界の道もあるんだな」と漠然と思っていたという井桁さんだが、結婚情報誌『ゼクシィ』(リクルート)のCMガールに起用された後に次の仕事が決まらず、将来への不安から友達の前で号泣したこともあったという。

「でも、それから、ありがたいことに、お仕事をいただけるようになって……。『週刊プレイボーイ』(集英社)で水着グラビアに初挑戦したり、『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)への出演が決まったりしました」

結婚願望は『仮面ライダー』の頃のほうが今よりあった

ーー『仮面ライダーゼロワン』放送時の雑誌のインタビューでは『ゼクシィ』のCMと絡めて、結婚観について語っていらしたんですが、当時と今で変化はありますか。

「当時と、そんなに変わっていないと思います(笑)。いや、『仮面ライダー』の頃のほうが結婚願望は今よりあったかな。 今は自分一人の時間も楽しいし、芸能界の友達が増えてきたこともあって、結婚はあまり考えなくなりましたね。でも、誰かが家にいてくれる充実感や安心感はいいなって思うので、結婚したい人ができたら、そのときに考えたいです」