お笑い好きや同業者から“天才”と評されていたものの、地下活動歴は約35年。唯一無二のエピソードトークで聴く者を惹きつけてやまないピン芸人・チャンス大城さん。昨年はついにRー1グランプリで決勝のステージを踏み話題となった。4月18日には初の怪談本『チャンス大城の霊怖 人怖』(ヨシモトブックス)を上梓するなど幅広い活躍を見せている。一筋縄ではいかないだろうチャンス大城さんのTHE CHANGEとは。【第4回/全5回】

今年3月、芸歴35年目、50歳にして初の『R-1グランプリ』決勝に進出し、最年長ファイナリストとなったチャンス大城さん。インパクトのある存在感にSNSは「天才でしょ」「優勝」などの絶賛が飛び交い、5位入賞だったものの順位以上の活躍を見せた。
「たしかに前に比べたら仕事は増えました。1週間くらい前は、駒沢大学の子たちに追いかけ回されたんですよ。一緒に写真撮って、ほんだら駒沢大学の野球部の1年生だっつって。すげえと思って。ここからプロが出てくるんですよ。Xにアップしたら、それがヤフーニュースに載ったんですよ」
ーー知名度が国民的だということの表れですよね。
「うれしかったのが、昨日名古屋の動物園でロケだったんです。SKEさんと行ったんですけど(『SKE48 真夜中のウナギたち』テレビ愛知)、カバの前でカバのクイズをやっているとき、飼育係の人がワラビとか運んでるんですけど、僕に気づいてくれて”うわー! チャンス大城や!”ってすごい顔してて。勤務中の飼育係の人に顔指されたのがうれしかったですね」