体を薄くするために筋トレをしないようにしている
ーー画作りを徹底的している印象を受けました。同性同士の恋愛を繊細に描いた日本の作品は世界規模で多くのファンがいます。放送後、世界中から反響があると思います。
「ありがたいことに、インスタグラムのフォロワーさんは海外の方、アジア圏の方が多いですね。これからは僕自身も未知の領域なので、ちょっとワクワクしています」

そんな原作ファンを意識して、「筋トレをしないようにしている」と話す。
「紺野はクールな役だし、原作のビジュアルから離れたくなくて、体を薄くしよう薄くしようと思っているんです。マンガだからまったく同じビジュアルは無理だとしても、似ている部分は強調したいし、できるだけ体は細くしようと」
ーー以前のインタビューで、「いままで振られるような役が多かったから、イケメンの役をやってみたい」と話していましたが、今回は念願叶ったイケメン役じゃないですか?
「はい! 僕もイケるんだぞってことを、いろんな方に知ってもらいたいなと思います。でもどうしてもカットがかかったあとにふざけちゃったり、おちゃらけて素になっちゃうので、最近は普段からかっこよくてセクシーな男性になりたいなと思っています」
ーーそのためにどんなところを意識してますか?
「最近は日焼け止めを塗るようにしています」
ーーあ、そこなんですね。
「マネージャーさんにずっと"塗りなさい”と言われていて、そのたびに“わかりました”と買うんですけど、結局塗らずにどんどん増えていくんです。でもこの前、メイクさんから“平野くんは肌がキレイだから、この肌を維持したほうがいいから日焼け止めを塗ったほうがいいよ”と言われて、じゃあ塗ろう! と思ったんです(笑)」
ーーその言葉が響いたんですね。
「あとは、木村拓哉さんのYouTubeとか観るようにしています」
ーーセクシーな男性の参考にしているんですね。
「渋いんですよ~! 今日の僕の私服、Gジャンを着てちょっと上の方まで閉めてTシャツもちょっと見えて、みたいなのは木村拓哉さんを意識してきました」
えへへと屈託なく笑う平野さんの、最新作でのクールな一面が楽しみでならない。
(つづく)
平野宏周(ひらの・こうしゅう)
1999年4月1日生まれ、神奈川県出身。小・中学は野球に打ち込み、高校在学中の2015年にデビュー。2020年6月放送の特撮ドラマ『ウルトラマンZ』(テレビ東京系)で主演に抜擢される。昨年はドラマ『相棒season23』(テレビ朝日系)等に出演、今年は話題の映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』に出演した。主要キャストを演じた映画『シーシュポスたちのまなざし』や『Zライフクライシス』など、主演作を含む6作品の公開が今後控える。
【衣装クレジット】
・FORTUNA HOMME
・NEPHOLOGIST
【作品情報】
ドラマ『被写界深度』(FOD)
主演: 宇佐卓真、平野宏周
6月20 日(金)配信スタート 毎週金曜日20 時、最新話配信
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/hisyakaishindo/