いわずと知れた宝塚歌劇団元トップスターの大地真央。退団後も、スカーレットを務めた『風と共に去りぬ』やイライザ役を演じた『マイ・フェア・レディ』にはじまり、数々のミュージカルで主演を務め躍進。退団から40年となる現在も、絶対的なオーラで舞台はもちろん、ドラマにCMにと多方面で輝き続けている。今年は意外にも映画では初主演となる『ゴッドマザー』も公開。そんな大地さんのTHE CHANGEとは――。【第4回/全4回】

大地真央 撮影/三浦龍司

 初主演映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』では、世界的ファッションデザイナーのコシノ三姉妹の母、コシノアヤコを演じ、コミカルな面も見せている大地さん。バシっと美しい大地さんだが、特に近年、CMやドラマ作品でも、三枚目な役もやっている。でも大地さんいわく「別にそれは今に始まったことではありません」と断言する。

「おそらく昔から私を知っている方は、ご存じだと思います(笑)。なのでその方達からすると意外ではないのかもしれません」

――今回のコシノ家の舞台は大阪ですが、大地さんも関西圏の兵庫県淡路島のご出身です。いわゆる関西人らしいパワーを持っているなとご自身で感じる瞬間はありますか?

「やっぱりオチを言いたくなるとか、ダジャレを言うとか。“笑ったほうがいいじゃない”とは思いますね。でも母は横浜なんです。だから淡路島の関西らしさと、横浜の関東らしさ、両方のいいところをいただいているんです(笑)」