6月27日に公開となる『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』に声の出演をする片岡愛之助さん。子どもの頃から『ルパン三世』に親しんでいたという愛之助さんが、今回の作品参加で改めて感じた思いとは。また、キャリアの転換点となる『半沢直樹』への出演エピソードや、ある音楽との出会いが大きな「CHANGE」を生んだというお話など。歌舞伎とテレビドラマを軽やかに行き来する愛之助さんの根底に流れるストーリーを語っていただいた。【第1回/全3回】

片岡愛之助 撮影/有坂政晴

 『ルパン三世』約30年ぶりの2D劇場アニメーション作品となる『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE不死身の血族』に、謎の支配者・ムオム役で出演する愛之助さん。出演オファーは「驚きと感動だった」という。

「子どもの頃から見ていた『ルパン三世』に自分が関われる、ということが本当嬉しくて、驚きと感動でいっぱいでしたね。ただ、今回演じたムオムは、ちょっとどう説明したらいいか(笑)。人間であって人間でない、これは大変だぞとは思いました。最初にいただいた台本を読むと、ほぼ言葉じゃないセリフもある。“うぅーおーっ”て。僕とわかるのかなと思いましたね(笑)」