作っていると集中できてストレス解消にもなる

 岡田さんが演じるのは、プラモデル部の顧問・蓬田先生、通称「よもさん」である。

「とても温かみのある人物で、プラモデルへの情熱がすごいんです。ただ、その熱意を人に押し付けることはなく、プラモデルの魅力をやわらかく伝えられる人だと感じました。普段は美術の先生ですが、生徒に高圧的になることもなく、プラモデル部の顧問として熱くなる場面はあっても、本当に嫌がることはしない先生だと思います」

 見た目も先生というより、どこか芸術家肌の雰囲気がある。

「蓬田先生は、第一線で活躍するアーティストを目指していたのに上手くいかなくて先生になったのか、それとも教えることが好きで先生になったのかと考えると、僕は後者だと思います。人に何かを教えて、その人がそれを好きになってくれることが喜びなのだろう、というのを蓬田先生から感じるんです」

 ドラマの中でも、笑顔を絶やさず、やわらかい雰囲気が印象的である。

「やはりプラモデルに対する熱意はすごいので、真剣な表情で厳しいことを言う場面もありますが、全体的にはやわらかいトーンを意識して演じていました」

──このドラマの見どころ、楽しんでほしいポイントは?

「プラモデルという言葉は知っていても、実際にどんなものか分からない人も多いと思います。そういう人にとって、プラモデルに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。実際、作っているとすごく集中できて、ストレス解消にもなると思います。そうした魅力も伝わればいいですね」