“ザ・ガンプラ世代”なので……
ちなみに、岡田さん自身のプラモデルにまつわる思い出を尋ねてみるとーー。
「小学4、5年生の頃にガンプラを作っていました。“ザ・ガンプラ世代”なので、ドラマの第1話で量産型ザクⅡ(※ガンダムに登場する代表的なモビルスーツ)が出てきたときは嬉しかったです。今のプラモデルは接着剤をほとんど使わないし、最初から色も付いていて、本当に素晴らしいです。素組み(※キットのパーツをそのまま組み立てること)の状態でも完成度が高いんですよ。自分には4歳と6歳になる男の子がいるんですが、先日3人で『ガンダムウィング』を作りました。まだ小さいので、簡単なところだけはめさせたんですが、そのとき一つ発見がありました。子どもは、買い与えたおもちゃよりも自分で作ったものの方を大事にするんです。だから、プラモデル作りを通して物を大切にする気持ちを教えられると感じましたし、接着剤を使わずに作れるのは、物作りの楽しさを伝えるためのメーカーの企業努力だと感じました」

──今後、子どもと一緒に作ってみたいプラモデルは?
「6月まで放送されていたガンダムに登場するジークアクス。そのフォルムがとても美しく、これがプラモデルになったら……と思うと、非常にワクワクしますし感動します。ただ、パーツが細かくて多いし、説明書もボリュームがあって子どもには難しそうなので、まずはパーツが少なくて子どもでも組み立てやすいものに挑戦したいです」
子どもの話になると、岡田はすっかり子煩悩な父親の顔になる。そんな岡田のデビューは、高校生の頃までさかのぼる──。
(つづく)
岡田義徳(おかだ・よしのり)
1977年3月19日、岐阜県生まれ。AB型。1993年、バラエティ番組『浅草橋ヤング洋品店』で芸能界デビュー。翌94年、ドラマ『アリよさらば』で俳優デビューを果たす。以降、『木更津キャッツアイ』(2002年)、NHK大河『篤姫』(2008年)、『八重の桜』(2013年)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年)、『むこう岸』(2024年)、などのドラマ、『映画THE3名様Ω〜これってフツーに事件じゃね?!〜』(2024年)、『君の忘れ方』(2025年)などの映画、『歌うシャイロック』(2023年)、『来てけつかるべき新世界』(2024年)などの舞台に出演。今年10月に開演される音楽劇『MONDAYS/このタイムループ、まだまだ終わらない⁉』への出演が予定されている。
〈作品情報〉
木ドラ24『量産型ルカ‐プラモ部員の青き逆襲』
出演:賀喜遥香(乃木坂46)、筒井あやめ(乃木坂46)、山崎竜太郎、小林桃子、尾木侑樹奈(LINKL PLANET)/岡田義徳
毎週木曜日、深夜24時30分~よりテレ東系にて放映中。
公式サイト: https://www.tv-tokyo.co.jp/ryousangataruka/
(c)「量産型ルカ」製作委員会