「私、自由に生きる」

ーーおもちゃを買わないと、どんな効果がありましたか?

「勝手に作り出したり、色鉛筆で描いたり折紙を折ったり、どんどん想像力が豊かになっていきました。あと、習い事は本人が超やりたいと思わなければやらせなかった。”いま、公園で遊びたい”という気持ちを尊重したほうがいいかなって。勝手にその辺の草や花で遊ぶから」

 そうして20歳になった苺ちゃん。クリエイティビティに優れているに違いない。が、千秋さんは冷静に話す。

「私の育児が娘の役に立ったのかそうじゃないのかは、これからの娘のがんばり次第だと思う。私の考えで、行き当たりばったりだったし、そんな私のやり方を受け入れてって感じ。

 誰かに”こういうことをやった方がよかったですよ”と言われても、私の子どもだから、私が決めるから。って、開き直りかもしれないけど」

 最後に、育児が一段落した千秋さんに聞いてみた。

ーー今後、なにか変わりそうなことはありますか?

「子育てはもう終わったから、私、自由に生きる。

 たとえば、昔は、未来の自分はもっと世界中を旅行していると思っていたけど、仕事や子育てがあって年2回くらいしか行けなかった。だからこれからはもっと、全世界行ったところがないくらいに行きたい!

 だってさ、人生100年時代って言われてて、もし70歳になったら、自由とお金があっても体力がついていかないと思う。だから逆算すると、今から行かないと間に合わないの」

 どんなことからも縛られず、自由を尊重したい。尊重していい。そんな千秋さんの言葉に、多くの人が励まされるはずだ。

「もういいじゃん。好きなことやって。だって、いつか死んじゃうからみんな」

千秋(ちあき)
10月26日生まれ、千葉県出身。1991年にオーディション番組『ゴールドラッシュ!』(フジテレビ系)の初代グランドチャンピオンになると、翌年には『ウゴウゴルーガ』(同)内アニメ『ノンタンといっしょ』で唯一無二の声優として知名度が急上昇。1995年に『ウッチャンウリウリ!ナンチャンナリナリ!!』(日本テレビ系)でポケットビスケッツを結成。多くのヒット曲を生み、ブームを巻き起こした。ファッションアイコンとしても知られ、自身のブランドも展開。chiaki名義で2023年7月7日にパッパラー河合と制作した新曲『アオゾラ』を配信スタート。