家族ができたことで、仕事とのバランスが取れるように
──32歳でご結婚もされました。家庭を持ったことも大きかったのでは?
「もちろんです。それまでは本当に仕事だけで生きてきて、働いていないとなんだか居心地が悪くて、休みもいらないみたいな感じ(笑)。でも家族って、仕事とは別次元の絶対的に大切な存在です。家族を大事にしようと思ったら、仕事とのバランスをとることが不可欠になりました。昔と変わらず全力ではあるんですが、自分のやれることを見つめ直して、ペース配分も考えてみると、芝居の方も楽な気持ちで向き合えてきました」

1986年生まれの小池、同い年で一緒にWaTを組んだウエンツ瑛士、同じく城田優、そして1981年生まれで、この夏にミュージカル『ある男』で小池と10年ぶりに共演する浦井健治。この世代はいまの演劇界をけん引するスター俳優ぞろいでもある。若手時代から苦楽をともにしてきた仲間のことは、いまでもちょっと気になるようだ。
「彼らも仕事を頑張っているニュースを見て、元気そうにしているだけで嬉しくなりますね。俺も頑張らなきゃと思います。ウエンツのYouTubeもたまに見るとメッセージも送りますし、身内のような感覚です」
──ちなみに、ウエンツさんのYouTubeには出演してみたいですか?
「いつかやってみたいなとは思っていますが、具体的なアイデアがまだ……(笑)。せっかく出るんなら、面白いものをやりたいなとは思います。僕と彼で、お互い人生が落ち着いたときに、ゆっくり語り合うのもいいですね」