どんなときも、自然体。柔らかく、強く、正直で、愛らしい。吉高由里子の魅力を語ろうとすると、さまざまな言葉が浮かんでくるが、彼女自身が言葉からイメージした“ひとりごと”が1冊の本になった。吉高由里子のTHE CHANGEとは──。【第3回/全3回】

吉高由里子 撮影/北浦敦子 ヘアメイク/RYO(TRON)スタイリスト/有本祐輔(7回の裏)

 吉高由里子が54の漢字について語る“ひとりごと”本『しらふ』では、彼女の心の声が余すところなく収められている。中には、テレビから聞こえてくる自身の声への違和感や、誰しも自分の顔を肉眼で見ることはできない……など、俳優だからこそ気づけることもあり、とても興味深い。

「声については、ようやく最近、テレビから流れる自分の声を認識できました。なにかしながらテレビがついてて“あたし?”と思ってパッと見たら、やっぱり自分が出演しているCMだった(笑)。顔はねぇ、何年やっても慣れないですね。映像を見るたびに“え、こんな顔しているの!?”とビックリしちゃう」