僕が見たかった青空の杉浦英恋さんは、グループ加入以来その存在感を高め、雲組や全体ライブでも注目を集めてきた。2025年には6thシングル『視線のラブレター』で、青空組(選抜)のメインメンバーに初選出。グループの“顔”として新たな挑戦を続けている。大きな転機となったこの1年の「CHANGE」について話を聞いた。【第1回/全3回】

6thシングル『視線のラブレター』のメインメンバーに初めて選ばれた杉浦さん。選抜発表の瞬間、会場にはどこか静けさと緊張が漂っていた。名前を呼ばれた彼女の表情には、驚きと戸惑い、そして一瞬の“迷い”がにじんでいた。周囲の祝福の声が響く中でも、「本当に自分でいいのかな?」という疑問が心の奥から何度も湧き上がったという。
「自分がどういう状況に置かれているのか、最初は正直よくわかりませんでした。不安ばかりが大きくて。自分なんかがグループの顔を任されるなんて想像してなかったですし、メンバーのみんなも驚いたと思います。でも、レッスンが始まって、自分の立ち位置が変わったのを鏡越しに見た瞬間に、“もう逃げられない”というか、少しずつ覚悟が芽生えてきたんです」
その不安やプレッシャーの渦中で、何より支えになったのは、メンバーやファンの存在だった。
「選抜発表の時は本当に怖かったけど、今は少しずつ落ち着いてきて、“自分らしくやろう”と思えるようになりました。メンバーやファンのみなさんが“応援してるよ”“楽しみにしてるよ”と声をかけてくれるのが、本当に力になっています。何があっても、“私を見てくれている人がいる”という安心感が、これからの自分を強くしてくれると信じています」