舞台『ぼくらの七日間戦争2025』に出演する野々村真さん。約4年ぶりとなる舞台出演は大きな刺激となると話す。キャリアのスタートとなった『笑っていいとも!』出演のきっかけから、「いいとも青年隊」の解散、『世界・ふしぎ発見!』での経験など、人生に訪れた様々な転機を振り返っていただいた。永遠の“野々村真くん”が生まれるまでに出会った「CHANGE」とは。【第2回/全4回】

野々村真 撮影/三浦龍司

 1982年にスタートし、2014年まで続く長寿番組となった『笑っていいとも!』。新宿のスタジオ・アルタから送る昼の生放送に初代「いいとも青年隊」として初回から出演。新人である野々村真さんにとって、実質初めての仕事だった。そこにはどんな「CHANGE」があったのだろうか。

「まず、『いいとも!』が決まる前に、原宿でスカウトされたところから始まってるんですよね。そこが僕にとっての人生の入り口というか、最初の“CHANGE”かなと思いますね。

 もともと野球しかやってなかったような高校生が、友達の“やらない?”っていう一言で渋谷のNHK前とか、原宿のホコ天で踊るようになるんですけど、ディスコに行くのはお金がかかるけど、ホコ天ならタダで踊れるぞ、というそんな単純な理由だったんですよね(笑)。

 人前で踊るなんて恥ずかしいという感覚はずっとあったんですけど、踊ってみると吹っ切れたというか、これも楽しいぞ、と感じるようになって、毎週踊ってましたね。