独特な魅力を放つ女優・入山法子。2022年に放送されたジャニーズWEST重岡大毅主演の超異色なドラマ『雪女と蟹を食う』(テレ東系)でのヒロイン役が印象に残る人も多いだろう。5月2日より放送中のドラマ『明日、私は誰かのカノジョ Season2』(MBS)では、元バンギャで占いに人生をゆだねる40代の女性・江美を演じている。
 入山さんの「THE CHANGE」、重要な変化とはなんだったのか。それを経て、彼女はどう変わったのかーー。

撮影/川しまゆうこ

「今がよければいいじゃん」

 と、明るく前向きをモットーに生きている入山法子さんだが、そんな彼女が出演するドラマ『明日、私は誰かのカノジョ Season2』で演じる役・江美についてどう考えているのか。

「江美のことは私、もっと励ましてあげたいと思うんです。彼女はなにかに頼った生活を送っています。そんな彼女に強い決意をさせてあげるにはなにが必要だろう、と考えながら現場に足を運ぶ日々かな」

 その背景には入山さんが抱く“ドラマ”への想いがある。

「ドラマはそもそも誰かの気持ちを明るくするもの、というのが私のモットーです。だから、“明日カノ”『明日、私は誰かのカノジョ』)が今の10代や20代にウケているというのが凄く衝撃 で……。

 この作品に出てくるヒロインはみんな、考える必要もないのに外見にコンプレックスを感じていたり、心にキズを負って誰かに依存してしまっている。

 江美も可哀想な自分に酔っている気がしてならない。一見後味が悪い作品だからこそ、観たあとは希望を持てるような前を向ける作品にしたいと思いました」