入山法子の女優人生に影響を与えた芸能界のサラブレッドとは……?

 ドラマは人の気持ちを明るくするもの。入山さんがそう考えるようになったのには、ある女優の存在がある。入山さんより8歳年上で、二代目松本白鸚を父に持つ芸能界のサラブレッド、松たか子(45)だ。

「駆け出しのころ、当時のマネージャーさんに好きな女優さんの作品を全て観るように勧められました。その中で選んだのが松たか子さん。感情的なお芝居をされるんですが、その演技が不自然ではない。

 特に木村拓哉さんと共演した『HERO』(フジテレビ・2001年)で演じられた雨宮舞子はさっぱりとした性格といい、面白くって大好きです」

 誰かの明日の“HERO”になるためのドラマ。そこで彼女は本作の撮影中、ある行動に出たという。

「ふだん、私は脚本のセリフを変えようとは思いません。そこには演出の人や脚本家さん、原作者の方など様々な人の想いや感情が詰まっているからです。だから、現場に入る際は一言一句間違わずにセリフを記憶して芝居に挑みます。それが役者の仕事だと思うから。

 江美は家庭環境や人間関係に翻弄されて、精神的にも辛くなっているのもわかる。けれど、そこをはねのける強さを彼女にはもってほしい。だからこそ、作中の最後のセリフは変えてほしいと伝えました」