うらじぬのとファーストサマーウイカ。彼女たちをテレビドラマで見て知った、という方も多いだろうが、うらじは劇団子供鉅人、ウイカは劇団レトルト内閣に所属しており、ふたりのホームグラウンドは「小劇場」なのだ。このたび、『双葉社 THE CHANGE』ではうらじさんとウイカさんの転機となった瞬間にせまるインタビューを決行。個性が溢れるふたりの化学反応は、いったいどういったものになるのかー。【第4回/全5回】
うらじぬのさんは、8月4日公開の映画『炎上する君』で主役・梨田を演じる。ファーストサマーウイカさん演じる親友の浜中とともに、高円寺を舞台に「足が燃えている男」をさがす――というのがおおまかなあらすじだ。舞台、映像の両方で活躍するふたりは、生で演じる舞台と映像での演技における「CHANGE」をどう感じているのか。
うらじぬの(以下、うらじ)「全然違いますね。舞台の良さって、初めて会うお客さんと2時間くらい同じ空間で同じ物語を共有するっていう時間がすごいなと思っていて。
お客さんの反応もすぐ分かるし、お芝居を一緒に作ってる感じがあるんですけど、映像は舞台と違って色んな物を想像しながら、演出が編集に変わっていったりすると思うんです。
両方の現場に携わってて、“全然また違うなー”っていうふうには思っているんですけど、映像はなかなか慣れないですね。“どうやったらいいんだろう”って、悩んでますね」
ファーストサマーウイカ(以下、ウイカ)「映像って知らないところで完成するんですよね」
うらじ「そう」