妊娠中に少し焦ったことも

 華原さんが出産を発表したのは、2019年8月30日。45歳のときだった。

「妊娠中、病院の先生に“やって良いことと悪いこと”をしっかり聞いていて、上手くやりたかったんですけど太りすぎてしまったんですよね。私が空腹ということは、赤ちゃんもお腹が空いたということなのかなと思って。とにかく元気に生まれてきてくれることが一番だったので、先生から“食べすぎだよ”と言われながらも“ごめんなさい!”という感じでした。

 いつも母が寄り添ってくれていました。近くに温泉があったので、毎日温泉に入ってお腹を大切にあたためたり、眠れない日も多かったのでそのときはメロンやいちごなどのフルーツをたくさん摂っていましたね」

 大切な母体を尊重する日々で、肝を冷やしたときもあったという。

「よく動く子だったんですけど、一瞬動かなくなる日があって。そのときは焦りました。地方にいたので、通っていた東京の病院の先生にすぐに“いつも動くのに動かない”って連絡して。そのときいた場所から少し離れたところに系列の病院があったので、すぐに母に送ってもらいお腹の中の赤ちゃんの様子を見たら、“眠っているだけですよ”って。ああ、よかった……! ってすごく安心しました」