楽譜も何もないんです。ドラムパターンも何もないです

ーー言われてから、たとえば曲作りというのは、どういうところから始まるんですか？

山口「３人でスタジオに集まって、こんな曲作りましたっていうのを持っていって、あの、それでやるだけです。楽譜も何もないんです。ドラムパターンも何もないです。僕はそういうのまったくわからないから、作ったやつをもってきて、弾いてるコードも自分でよく分からないから、こんな感じですっていうのを弾いて。

　そういう感じで、いつも作ります。Ｂメロ、これでいいと思ってません、とか言いながら。３人でアイディア出して、２人に聴かして２人でいいなっていう曲とか。

　いつももちろん全力でやってますけど、今回はいつもより多く出したかな、曲。曲はいっぱいありました。僕すぐ作っちゃうけど、今回、輪をかけていっぱい作っていって。
　みんなそれぞれ絶対いいよ、っていうのがあったから、これが一番いいんじゃないか、っていうのを３人で決めるのが大変だった。時間はかかりました」

ーー何個ぐらい候補みたいなのがあるんですか。

山口「１０何曲ありました」

ーーそんなに！

山口「雷がね、落ちてくる感じで。今回はやっぱり、大根監督のオファーの仕方もライトニングな感じだったから、ライトニングが降りてきた感じで。バーって。それで３人でどうでしょうか、と」