HKT48の“はるっぴ”として人気となり、第8回AKB48総選挙では自己最高の第9位に輝くなど、アイドルとして絶好調だと誰もが思っていたときに、うつ病を発症して活動休止。復帰後は俳優として活躍する、兒玉遥のTHE CHANGEとは──。【第4回/全4回】

兒玉遥 撮影/有坂政晴

 アイドルに憧れ、地元福岡のアイドルHKT48の1期生オーディションに合格したときから、大きく変わっていったという兒玉遥の人生。

 うつ病を患ってつらい思いもたくさんしたけれど、キラキラと宝石のように輝く楽しい思い出もたくさんある。

「HKT48のお披露目で、AKB48の握手会イベントに行った日のことは鮮明に覚えています。“うわー、あっちゃん(前田敦子)がおる! かわいい!! 福岡出身のしのまり(篠田麻里子)さん、きれか〜!”って、大興奮しましたね(笑)」

 結成の翌年、指原莉乃がAKB48から移籍してきたことも、忘れられない。

「指原さんが入ることになって、やっぱり、はじめはちょっと動揺しましたよね。もう、スターだったし、年齢も少し年上だったし。でも、あのタイミングでHKT48の注目度がグッと上がったのは、わたしたちみんなが肌で感じました。ですから、HKT48にとってのTHE CHANGEは間違いなく、さっしー加入ですよね」