「笑ったり、泣いたりできる、純粋なものを届ける役割が俳優にはある」
最新出演作『ストロベリームーン 余命半年の恋』は、「令和イチ泣ける」ベストセラー小説の映画化。人々が「泣ける」作品を見る理由のひとつに、泣くことには浄化作用があるからだと言われている。
「あると思いますね。ぼく自身の泣いた思い出ですか? 子どものころに、ドアに足を挟まれて泣いたのは覚えてる(笑)。それじゃないですよね。うーん、そうだなぁ……動物が保護されていく動画はグッと来ましたね。心が動いた」

俳優という仕事の最大の魅力は、人の心を動かすことができるかもしれないところにあると、杉野は言う。
「つい何でも頭で考えちゃうけど、大切なのは心で感じることだと思うんですよ。心が生き生きするためには『ストロベリームーン 余命半年の恋』のような作品が必要だと思う。笑ったり、泣いたりできる、純粋なものが。そういうものを届ける役割が、ぼくたち俳優にはあるのかな、と思ったりしますね」
すぎの・ようすけ
1995年9月18日生まれ。千葉県出身。男性ファッション誌『FINEBOYS』(日之出出版)の専属モデルを務めつつ、2017年『映画『キセキ−あの日のソビト−』で俳優デビュー。以来、数多くの映画、ドラマ、舞台で活躍。主な出演作は、ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(日本テレビ系)、『僕の姉ちゃん』(テレビ東京)、大河ドラマ『どうする家康』(NHK)、『マウンテンドクター』(関西テレビ・フジテレビ系)、『磯部磯兵衞物語』(WOWWOW)、映画『羊とオオカミの恋と殺人』(19)、『東京リベンジャーズ』シリーズ(21,23)、舞台『夜への長い旅路』(21)など。2025年11月から舞台『シッダールタ』に出演予定。
ヘアメイク/佐藤友勝(Rond)
スタイリスト/井田正明
衣装/ジャケット¥42,900、パンツ¥36,300/ユハ 靴¥106,700/アデュー(バウ インク)
映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』
10月17日(金)全国公開
出演:當真あみ 齋藤潤 /杉野遥亮 中条あやみ
池端杏奈 黒崎煌代 吉澤要人
伊藤健太郎 泉澤祐希 池津祥子 橋本じゅん
田中麗奈 ユースケ・サンタマリア
主題歌:『トワノヒカリ』ORANGE RANGE(Sony Music Labels Inc.)
原作:芥川なお『ストロベリームーン』(すばる舎)
脚本:岡田惠和
監督:酒井麻衣
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