「母とは何か」という問いかけが物語のテーマのひとつ
テレビスポットで二人の顔が重なるカットは、目の部分がとても似ている印象を受ける。
「そうですよね!(笑) 初めてお会いした時には“似てる”という感覚はなかったんですけど、あれ(テレビスポット)を見た時に似ている気がしてきました──という話は齊藤さんともしたんです。こういうシチュエーションの撮影自体やったことはないんですが、やっぱり齊藤さんのレイコの心情に寄り添って合わせてお芝居をしなければと思ってはいるので、二人の息が合うように話し合いながら丁寧に演じたい思っています」
台本を読んだ際の感想を尋ねると、その魅力を語ってくれた。
「設定はとても荒唐無稽なんですけど、台本を読んだ時に読み物としてすごく面白かった。1話が30分のドラマですが、あっという間に読み進めてしまうぐらい展開が早くて引き込まれました。この設定自体を楽しんでもらえて、ちゃんとキャラクターに対して感情移入を出来るように作ったら、ちょっと新しいエンターテインメントのドラマになるというのは感じました」

このドラマはコミックの実写化だが、原作者の一人・アオイセイ氏は公式コメントで、物語のテーマのひとつに「母とは何か」という問いかけがあると語っている。