感情移入し過ぎて、むしろ辛いぐらい
プライベートでは一児の母である水野さん自身、玲子を演じたことで”母とは”、”母性とは“という部分で改めて感じることがあったのだろうか。
「この設定を読んだ時に、自分の子供と孫が本当にそんなふうに誰かの手によって追い詰められて自殺に追いやられて……となったら、玲子の様な行動、恨みを晴らしたり復讐を果たそうとする行動を起こすというのは想像できます」
そう語る水野さんの言葉には、強い実感がこもる。
「自分の子や孫に対する想いというのは、とんでもない行動を起こさせるくらいのものなんだということは改めて感じるところがありました。だから今回は、玲子に感情移入し過ぎて、むしろ辛いぐらいです」
(つづく)
水野美紀(みずの・みき)
6月28日、三重県生まれ。1987年に中学1年生で受けたオーディションをきっかけに芸能活動を開始。1997年放送のドラマ『踊る大捜査線』シリーズ(フジテレビ系)などで注目を集める。2007年に演劇ユニット『プロペラ犬』を旗揚げ。以降も、ドラマ『探偵が早すぎる』シリーズ(読売テレビ・日本テレビ)、『奪い愛』シリーズ(テレビ朝日系)などに出演。ドラマ以外でも占いバラエティ番組「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)に出演。『私の中のおっさん』、『水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。』などのエッセーを上梓。来年2026年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』への出演も決まっている。
【作品情報】
火ドラ★イレブン『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』
毎週火曜日 よる11時~11時30分 カンテレ・フジテレビ系全国ネットで放映中
出演:齊藤京子 水野美紀 白岩瑠姫(JO1) 大友花恋 香音 小林きな子 峯岸みなみ 水島凛 内藤秀一郎 竹財輝之助 新川優愛 ほか
原作:あしだかおる・アオイセイ
脚本:川崎いづみ
演出:松嵜由衣 酒見アキモリ 木内健人 田中章一
(c)カンテレ
公式サイト: https://www.ktv.jp/musumenoinochi/