小芝風花は、いま最も輝いている女優のひとりだ。2クールつづけて地上波ドラマのヒロインを演じ、CM出演も多数。さまざまな役柄を演じる俳優は、仕事自体が「CHANGE」と言える。あふれるエネルギーを感じさせる小芝さんだが、これまでどんな「CHANGE」を経験してきたのだろうかーー?

小芝風花 撮影/冨田望

人見知りじゃいられない

 2011年にデビューしてから12年。数多くの映画・ドラマで出演経験を積み、今では仕事の切れ目がない売れっ子になった小芝風花さん。7月17日にはドラマ『転職の魔王様』(フジテレビ系)もスタートし、話題になっている。第一線で活躍する現在とデビュー当時、一番大きく変わったのはどういうところなのだろうか?

小芝「大きく変わったのは、人見知りをしなくなったことですね。仕事をしているとき限定ですけど。以前は学校とかでも授業で発表があると、絶対に選ばれたくないから、ずっと下を向いているタイプでした。今もプライベートでは人見知りで、服を買いに行ったときも、店員さんに話しかけられると、逃げちゃうタイプですね」

 そうは言っても、俳優はたくさんの人と関わる仕事。かなり意識して直していったという。

小芝「この仕事で人見知りなんて言っていられないですからね。自分に嘘をついて、えいって話しかけていたら、だんだんと普通になってきて。

 今では初めましての人でも、そこまで頑張らずに話せるようになりました。前みたいに“どうしよう? どうしよう?”というのもなくなって。慣れってすごいなと思います」

 仕事に臨むときは、いつでも全力なのである。