芸人としてはもちろんのこと、タレント、俳優、YouTuber、果ては俳人、アーティストと多彩な活躍を続ける千原ジュニア。かつて呼ばれたジャックナイフの異名より、いまでは3児のよきパパのイメージのほうが強くなっている。そんな千原ジュニアさんの、まさにTHE CHANGEの連続の半生を聞いた。【第3回/全4回】
1995年に急性肝炎でいっときは意識不明に、2001年は、大きく報道もされたバイク事故で重傷を負い、ふたたび意識不明に。2022年には難病の特発性大腿骨頭壊死症のために、人工股関節を入れるための手術を受けたジュニアさん。大げさでなく、これまで幾度も“生命の危機”に遭遇している。
――バイク事故から25年近く経ちますが、ニュースの一報を聞いたとき、本当に衝撃でした。
「東京でやっといろいろお仕事をもらえるようになってきたかな、くらいの時期でした。ちょうど『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)が始まって数年くらいで、“どのテーマが来ても大丈夫や”と思いながら、アンケート用紙にびっしり書いてマネージャーに渡して仕事を終えて、バイクに乗っていたときでした。止まっていたタクシーの横を通り抜けようとしたんですけど、そのタクシーがウインカーを出さずにこちらに飛び出してきた。避けようとして、電柱に顔面からいったんです」