明石家さんま・笑福亭鶴瓶・上岡龍太郎さん…レジェンドのパワーと松本人志の助け
――そうなんですか。
「そう感じて、1本ビデオを持ってきてくれはったんです。『パペポTV』(読売テレビ)という読売テレビで(笑福亭)鶴瓶師匠と上岡龍太郎さんがずっとやられていたトーク番組がありました。それで“上岡さんが引退されるときの最終回1時間スペシャルのマザーテープを手に入れたから、見ろ”と」
――マザーテープということは、編集前の収録テープですね。
「そうなんです。鶴瓶師匠が上岡さんに隠してゲストを呼んでいて、(島田)紳助さんが出てきはって、爆笑につぐ爆笑で喋られたあとに、もう1人スペシャルゲストがいますと、今度は(明石家)さんまさんが、(間)寛平師匠、(村上)ショージさんと来て、またドカーンと。結局、3時間超えです。それを“これを見ろ”と。それを見て泣きながら、“やっぱりこっちに戻りたいな”と」
――ステキなお話です。
「いろいろ手術はしたんですけど、“どうしても戻りたい”となって最終的に、松本(人志)さんの紹介で、高須クリニックの高須院長に整形手術で微調整をしていただきました」
――それは本当に大きかったでしょうね。
「これだけ愛情をずっと浴びせ続けられるということは、まあないでしょうね」
医療スタッフの尽力ふくめ、“愛情”が人に与える力の大きさを感じさせてくれる話だ。
ちはら・じゅにあ
1974年3月30日、京都府生まれ。1989年に吉本興業の大阪NSCに8期生として入所し、実兄の千原せいじとお笑いコンビ、千原兄弟を結成する。96年より東京に進出。2001年にはオートバイ事故に遭うも復帰を果たす。バラエティ番組のみならず、ジャンルを問わない活躍を見せている才人。俳優としては97年に映画『岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇』で主演デビューし、『HYSTERIC』(00)で第10回日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞を受賞した。最新出演作は、『ポルノスター』(98)、『アンチェイン』(01)、『ナイン・ソウルズ』(03)でも組んだ豊田利晃監督作『次元を超える TRANSCENDING DIMENSIONS』。
●作品情報
『次元を超える TRANSCENDING DIMENSIONS』
監督・脚本・エグゼクティブプロデューサー:豊田利晃
エンディングテーマ:The Birthday
出演:窪塚洋介、松田龍平、千原ジュニア、芋生悠、渋川清彦、東出昌大、板尾創路、(声の出演)窪塚愛流
製作:豊田組
配給:スターサンズ