2022年に奇跡の復活、そして解散を遂げた「男闘呼組」。翌23年には、男闘呼組メンバーを中心とした新バンド「Rockonal Culb」を結成し、音楽ファンを熱狂させている。そんな彼らが、25年11月15日、堺正章さんやMISIAさん、HOUND DOGの大友康平さんらトップアーティストとコラボしたアルバム『THE SHOW MAN』を発表。
インタビューサイト『双葉社 THE CHANGE』では現在、全国ツアー中のRockon Social Culbの“期間限定”となる連載をスタート! メンバー6人全員に、ご自身にとっての“THE CHANGE”、転機について語っていただくとともに、音楽、そしてメンバーに対する“熱い思い”をリレー形式で明かしていただいた!【第1回/全30回】
トップバッターは、人間味あふれる役からクールな役まで幅広く演じ分け、実力派俳優として確固たる地位を築く、高橋和也さん。Rockon Social Culbでは、ベースギターを担当してバンドの音を下支えしつつ、パワフルなボーカルでバンドを引っ張る“頼れる存在”だ。
ライブではワイルドな姿が印象的だが、インタビューに応える高橋さんは、静謐さと大人の落ち着きを携えていた。そんな高橋さんにとって、人生最大の“THE CHANGE”とは?
「僕にとっての“THE CHANGE”はふたつあります。ひとつは、やっぱり93年に男闘呼組が活動休止になったことです。15歳から男闘呼組の仲間と一緒に、9年間活動してきましたから、突然、大事なものすべてを失ったように感じて、すごくネガティブな気持ちにもなりました。あのとき、僕はそれまで所属していた事務所を離れて、ひとりの人間“高橋和也”として、歩みを始めなきゃならなかったこともあって、不安で仕方ありませんでしたね。
そんなふうに言っておきながら、“この先の将来、自分の力で頑張っていこう”という強い気持ち、やる気も同時にわき上がってきたんですよ。不思議ですよね。いま思い返しても、あのときは自分がすごく試されていたんだなって感じますね」