高校(堀越学園)のクラスメイトで、1980年代に芸能界入りした西村知美さんと酒井法子さん。大ヒットドラマ『星の金貨』(日本テレビ系)では親友役で共演し、プライベートでも“心友”と呼び合う親交を続けています。今回は、変わらぬ笑顔でファンを魅了し続けるおふたりの同級生アイドル対談が実現! デビュー当時から名作ドラマ、2人の交流、最近の活動まで、貴重なエピソードをお届けします!【第2回/全4回】
『星の金貨』で演じた役は“東北弁”「“原作がないのであれば、山口弁にしてもよろしいでしょうか”と相談したら…」
西村「実は『星の金貨』で演じた役は、最初は東北弁を話す設定だったんです。私は上京したときに標準語に直した経験があるので、方言を学ぶのはそれほど苦ではなかったんですが、“もし原作がないのであれば、山口弁にしてもよろしいでしょうか”と相談したら、すんなりOKをいただけて。だから自由にしゃべれて、本当にありがたい現場でした」
――ドラマはパート1(95年)が最高視聴率23.9%、パート2(96年)が26.4%を記録する大ヒット作となりました。
西村「海外でも人気があって、台湾に行ったときは多くの方から“見てました”と声をかけられました。最近は配信を通じて若い方も見てくださっているようで、そこから手話に関心を持たれる方もいらっしゃるようです。そういう作品に出られたことに感謝しています」
――西村さんはドラマの前から手話を勉強されていたとか。
西村「新曲キャンペーンのときに聴覚障害を持たれた方が来てくださって、それをきっかけに黒柳徹子さんがお作りになったトット文化館の手話教室で学びはじめました。『星の金貨』のときは、法ちゃんも一緒に通ってくれて」
――酒井さんは聴覚障害を持ったヒロインを好演。劇中で披露した手話が注目されました。
酒井「手話を勉強していた知ちゃんが私のそばにいてくれたから、ヒントをいただけたのかなと思っています」