YOSHIKIのドラムセット「いままで知っていたドラムとは全然違っていたし、ケタ違いにかっこよく見えた」

 YOSHIKIさんに影響を受けたという青山さんは、YOSHIKIさんにならってドラムセットに2台のバスドラムをセットする、いわゆるツーバスのドラマーになりたいと思ったのだとか。事実、Rockon Social Clubでも、パワフルで華やかなドラミングを披露するなど、現代日本を代表する、ツーバス・ドラマーのひとりだ。

「父親がプロのミュージシャンだったから、ドラムを叩く姿はなんとなくは見ていたんですが、一般的なドラムってバスドラムが1つなんですよ。けど、YOSHIKIさんのドラムセットには、バスドラムが2つあって、それだけでもう分かりやすく派手じゃないですか(笑)。
 しかも、YOSHIKIさんはドラムをめちゃめちゃ高速で叩くから、いままで知っていたドラムとは全然違っていたし、ケタ違いにかっこよく見えた。中二病だった僕は(笑)、“速さこそ正義だ!”って、とにかくものすごい衝撃だったんです。
 それに、10代のころって、なんとなく親に反発したくなる年ごろでもあるから、“俺は父親とは違うスタイルでドラムを叩くんだ”みたいな気持ちも、少しはあったんだと思います」