TBSテレビのアナウンサーをキャリアのスタートし、以降、俳優、タレント、執筆家、とマルチに活躍。新たなステージを開拓し続けている宇垣美里さんにとってのCHANGEを聞いてみた。【第2回/全3回】

宇垣美里 撮影/有坂政晴

 「週に一冊は読んでいるので、ひと月で5冊から7、8冊は読んでいます」

 そう喜々として語るのは、タレント、俳優、執筆……などマルチに活動し多忙な日々を送る宇垣美里さん。そんな中で読書の時間は確保できているのだろうか。

「空いた時間や移動中に読むようにしています。読まないでいると、もう我慢できなくなっちゃうんですよ(笑)。三島由紀夫、太宰治、坂口安吾……好きな作家は沢山いるのですが、山田詠美さんの作品に大きく影響を受けて育ったように思います。最近の方だと朝井リョウさん、綿矢りささん、金原ひとみさんも好きですし、翻訳家の方なら岸本佐知子さんや柴田元幸さん、斎藤真理子さんが翻訳した作品は、とにかく読んでみるという感じです」

 読書好きな彼女のルーツは小学生時代に遡る。書くことが大好きな子供だった。